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スピード感を取り戻すため
スピードの話
※オートバイの話なので単純に自動車のスピード感と比べないでください。

昔乗っていたオートバイは180キロでリミッターがきくように設定されているということでした。
その当時、今より少しバカだったボクは友達とそれについて話していると「本当にきくのか疑わしいですね」という結果になり挑戦することにしました。(メーカーが発表しているにもかかわらず、しかも何の根拠もなく、しかもバカですし。)

で、挑戦しました。
まず、130キロぐらいまではスピードを楽しめます。

140キロぐらいから異次元に突入します。
一気に視界は狭くなり、体の一歩先を行くオートバイに振り落とされないよう、風圧に耐えられない体を車体に貼付けます。

150キロでもう一度決心するのと同時に、少しだけ鼻水も出ます。

160キロからハンドルとフレームが暴れだし、風を突き裂く音はヘルメットの中まで響き、エンジンはジェット機のように唸り、フロントタイアは浮いてしまいそうです。
ロケット花火を思い出します。最後にパンっ!って爆発しそうです。
バックトゥザヒューチャーみたいにタイムスリップしてしまいそうです。
新幹線に翼をつけたら飛び立つという話を聞いたことがありますが、少しでも足を広げると飛び立ってしまうのではないかという恐怖がよぎります。

結局、風圧に耐えられなくなり首を動かした瞬間ヘルメットのシールドが勢いよくはずれ空中に飛んでしまったのと、あまりの恐怖感にMAX170キロでリミッター確認の挑戦は終わってしまいました。
メーターは180キロまで付いているのにあと10キロが出せなく、また、リミッターを確認したとも友達にも言えず…中途半端な結果で終わってしまいました。

そんなセブンティーンでした。
今はできません。

今は、たまに信号が点滅している時、自転車でスピードを出すくらいです。

santanaより
※バックトゥザヒューチャー ×
バックトゥザフューチャー ○

santana×Rocoto
※画像  T.Okazaki Rocoto
スピード感を取り戻すため_c0080142_2263494.jpg

by santana-t | 2006-11-26 02:48
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